8月30日になろうかという時間。南宮崎駅に2輌の機関車に挟まれるようにして大きな客車が滑り込んで来た。
「ななつ星」用の機関車、客車による試運転列車であり、この日は南九州地区での試運転の最終日らしい。知人から情報はいただいていたのだが、公私ともに身動きが取れない状況が続いており、この日も朝から重要な会議が入っていたこともあって「見送り」の予定でいた。
だが、いてもたってもいられなくなり、結局、カメラを持って南宮崎の有料駐車場に車を駐める。
既に終電が出た後ということもあって、南宮崎駅は試運転に立ち会うスタッフの方の他には人影がない。ホームに立ち入ることは当然ダメだった。幸い、ホームの蛍光灯は灯されているが、ここまで編成を引っ張ってきたDF200を撮影することは位置的に無理なようだ。
下り方向にはDE10がぶら下がっている。ここから鹿児島中央までの間を往復し、試運転は終了するようだった。
近くから車輌を観察するが、先端車輌の窓ガラスには内部をうかがい知れないようにフィルムが貼られており、側窓もブラインドが下ろされている。ブラインドはJR九州の最近のトレンドである“簾”。それでも、電球色の柔らかな光が漏れていて、車内の落ち着いた雰囲気を感じることができた。
何枚かバルブにて撮影。珍しくピントも合ったのでとても満足。そのまま帰宅だ。
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by C55-52
| 2013-09-09 23:22
| 写真